畳のサイズをプロがやさしく解説~名古屋で一番多いサイズは意外にも…!?

畳のサイズの4種類解説

こんにちは、名古屋市南区で畳、ふすま、障子の張替え、新調を60年以上に渡って承っている伊藤畳商店です。

畳のサイズは、一般的には「畳(じょう)」で表記されていますが、同じ一畳でもメートル法に直してみると、縦と横のサイズが違うことがあることはご存知ですか?

そこで、このページでは、畳にはどんなサイズがあるのか、また名古屋を含む中部地区ではどんな畳のサイズが多いのか、プロの畳屋の目線で解説致します。

日本にある畳のサイズは4種類

現在日本には4種類の畳のサイズがあります。

  • 京間 (本間・関西間)…縦95.5cm×横191cm
  • 中京間(三六間) …縦91cm×横182cm
  • 江戸間(五八間・関東間) …縦87cm×横176cm
  • 団地間(五六間 )縦81cm×横170cmまでのサイズがいろいろ

上から順番に京間が一番大きく、団地間が一番小さなサイズとなります。

なぜ異なるサイズになっているかというと、畳の成り立ちが関係しています。

京間(本間・関西間)…縦95.5cm×横191cm

そもそも畳が本格的に使用されはじめたのは室町時代からといわれています。

それまでの部屋は板の間が主流で、畳はベッド代わりとして使われていました。

次第に貴族たちの間でクッション性のある畳を部屋に敷くのが一つのステータスになり、贅沢品の一つとして使われるようになり、その時に基準となったサイズが京間です。(諸説あります)

中京間(三六間) …縦91cm×横182cm

江戸時代に入り、畳を使う文化が裕福な人の中でも広まり始めました。

ただ、貴族と同じ大きさの畳を遠慮した結果、京間より少し小さい(9割程度)の中京間が生まれました。

江戸間(五八間・関東間) …縦87cm×横176cm

さらに畳を使う文化が関東圏にも広まり、一般庶民にも使われるようになりました。

しかし、庶民の住まいで京間と同じサイズで作るにはそれなりの広さが必要になるため、住宅事情に合わせて京間より8割程度の大きさの江戸間が生まれました。

団地間(五六間) …縦81cm×横170cmまでのサイズがいろいろ

もっとも新しくできた規格で、江戸間より小さいサイズは団地間と呼ばれています。

高度経済成長期の集合住宅の発展とともにできたサイズです。

一番大きい京間と比べると8割弱程度の大きさになっています。

名古屋で最も使われている畳のサイズは江戸間

ダイケン国産和紙畳 銀白

では、この中で名古屋近辺で最も多く使われている畳のサイズはどれでしょうか?

畳の成り立ちや、名前に地域名が入っていることから、これまで名古屋を含む中部地区は中京間が多いと言われていました。

しかし、実際に畳の張替えや新調で多くのお客様に伺っている私どもからいえば、現在9割程度のお住まいは江戸間が占め、残りの1割が中京間、京間の順で多くなっています。

これは一戸建て、マンションに限らず、ほぼ同一の傾向となっています。

その理由は、歴史をたどると比較的新しい規格であることや、部屋全体が小さくなる傾向から京間や中京間の広さが合わない、人口の多い関東の規格が次第にスタンダードになり、全国に波及していったことが考えられます。

ただし、例外もあります。

築40年以上の古いお住まいや、ハウスメーカーの一部、積水ハウスやトヨタホーム、ダイワハウス、一条工務店は中京間以上になっていることが多いです。

また、中京間にすると江戸間の6畳よりも少し大きくとれるので、和室を広く見せたいお住まいにもあえて施工されている場合があります。

反対に広さがあまりとれない一部マンションだと、和室は団地間のサイズで作られていることもあります。

畳のサイズで料金は変わる?

以上のような理由から、弊社だけでなく、同業他社でも料金は江戸間のサイズが基準となっています。

もし、お住まいの畳が中京間、京間の場合は、同じ畳数でも、弊社では江戸間の価格の1.2倍となっております。

団地間の場合は、江戸間よりも小さいため、料金は同じです。

畳の厚みでも料金は変わる

畳のサイズが江戸間でも、畳の厚みによって料金が変わる場合があります。

平均的な畳の厚みは地域によって差があり、中部~関西だと55㎜、関東だと60㎜程度です。

おおむね30mm以上の厚みがあることがほとんどですが、最近では大工工事の手軽さから、13㎜や15㎜の薄い厚みの畳が登場してきています。

薄い畳は工事のしやすさが特徴ですが、畳の製造に特殊な技術を要するため、弊社では厚みが25mm以下の場合、表記している価格の1.2倍となっております。

中京間から江戸間にすることはできる?

畳のサイズ自体を変更することは簡単ではありません。

今のサイズより小さくする場合、どうしても寸法に細かな余りがでるため、板の間を付けたり、畳の寄せを厚くしたりといった簡易な方法もありますが、基本的には大工工事になります。

見た目はともかく、費用対効果でいうと、そのまま使うのが現実的かと思います。

長期的に見てコストを抑えるのであれば、和紙畳を使用していただくと、表替え、新調の頻度が少なくなり、い草の畳よりも長期間使えるためおすすめです。

まとめ

畳のサイズについてご紹介いたしました。

サイズの成り立ちには長い歴史があり、以前は地域差がはっきりしていましたが、近年では中部地区に関して言えば江戸間であることがほとんどです。

それよりも大きい中京間や京間の場合は、表替えや新調の料金が高くなります。

厚みによっても料金が変わることがあるので、わからない場合は弊社までお問い合わせください。

伊藤畳商店では、お見積りから配送・施工費用、家具移動もすべて含んだ価格と、主要官公庁の検査基準もクリアした高い品質の畳をリーズナブルにお届けいたします。

お伺いすることなく、お見積もり価格をご提示するオンライン見積りも承っておりますのでぜひ一度ご検討ください。

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