丈夫な畳へ張替えしたい時に重視したい4つのポイント

こんにちは、名古屋市南区で、畳、ふすま、障子の張替え、新調を60年以上に渡って承っている伊藤畳商店です。

お住まいの畳を張り替えるとき、「できるだけ長持ちする丈夫な畳にしたい」とお考えの方はいらっしゃると思います。

ただ、畳の価格表を見ただけではなにがどう違うのかわからないことも多いと思います。

そこで、60年以上の実績を持つ畳店の立場から丈夫な畳を選ぶ時のポイントや、私も使っている、最も丈夫な畳「和紙畳」についてもご紹介したいと思います。

そもそも畳の寿命はどれくらい?

使用状況や環境にもよりますが、一般的には畳の表面(畳表(たたみおもて))の寿命は5~10年程度といわれています。

その中にある芯材(畳床(たたみどこ))の寿命は20~30年ほどです。

つまり、完全に畳をとりかえる新調までには、2~3回ほど畳の表面を取り替える「表替え」を実施するサイクルとなります。

しかし、伊藤畳商店で納品している畳の多くは、平均して15年以上の耐久性があります。

つまり、同じい草を使っていても、最終に加工する畳屋さんごとに耐久性に差が生まれることがあります。

では畳が丈夫に長持ちするためのポイントとはいったいどのようなものなのでしょうか?

4つのポイントがありますので、みなさんの畳選びの参考にしていただければと思います。

ポイント1.い草の質

畳表の素材となる部分で、価格が変わる最も重要な部分です。

良質ない草を使うほど、破れやささくれなどからの耐久性が変わり、価格も高くなります。

使うい草には、大きく分けて次の3つの違いがあります。

  • 生産地による違い(日本国内産か中国産)
  • い草の長さ
  • い草の太さ

このうち、生産地の違いは、昔は品質に大きく影響しましたが、現在はそれほど目に見える違いはありません。

中国産でも上質なものは国産と遜色ない品質であることが多くなってきています。

重要なポイントは使われるい草の長さと太さです。

長いい草ほど色合いも揃った美しい目地になることが多く、また太いい草ほど目がより詰まった仕上がりになり、耐久性に差が生まれます。

畳のレベルには細かなランクがありますが、大きく分けると、標準、中級、上級の3つのタイプがあります。

それぞれに使われるい草の特徴を簡単に比べると以下のようになります。

色味 目地 い草の太さ
標準 端が白くなる 多少粗い 細い
中級 青さは全体的に控えめ 多少粗い 細い
上級 青い 目がキレイで細かい 太い

ポイント2.縫い付ける糸の質

い草を畳床(たたみどこ)に縫い付ける時に使う糸の種類によって、「ほつれ」や「やぶれ」が起こりにくいこともあります。

一般的な綿の糸よりも麻の糸を使ったほうがより丈夫になり、さらに綿と麻の混合糸を使うことでさらに耐久性がアップします。

縫い付ける糸に綿より麻を使ったほうが商品のランクは上がり、麻綿混合だとさらにランクは高くなります。

伊藤畳商店では、

  • 標準…綿の糸
  • 中級・上級…麻綿混合の糸

を使用しております。

ポイント3.縫い付ける糸の縫い目が細かいか?

ここからは、畳店の技術やこだわりに関わる部分です。

上の画像のように畳床に縫い付ける場合、縫い目が細かいほど見た目の均一性や耐久性がアップし、丈夫に畳をお使いいただくことができます。

ポイント4.保護材が入っているか?

伊藤畳商店では、畳床と畳表の間にオリジナルの白い保護材を封入しております。

入っていないものと比べて10年経過後の劣化度に差があり、より長持ちするようになっています。

このように、細かなポイントを見分けることによって10年後、15年後の畳の質に影響があります。

みなさんも畳を選ぶときには注意して見比べてみてはいかがでしょうか?

20年以上の長期の耐久性を求めるには和紙畳のご検討も

ここまでにご紹介したのはい草を使った場合の畳です。

最近では和紙を使った新しいタイプの畳が登場しています。

い草を使った畳よりも20年以上長持ちする耐久性があります。

少しお値段が張りますが、より長く丈夫な畳を探していらっしゃる場合は検討してみてはいかがでしょうか?

和紙畳とは?

和紙畳は、い草に代わって、和紙をこより状に加工し、樹脂でコーティングしたものを編み込んだものです。

い草の形状に合わせて加工してあるため、パッと見た感じでは普通の畳と変わることはありません。

ただし、和紙自体の耐久性は数十年以上あるといわれていて、い草に比べると破れやほつれには圧倒的に強くなっています。

さらに樹脂でしっかりとコーティングしてあるため、より強度が増して摩擦にも強いほか、

    • 変色しにくく、日焼けにも強く、変えた時の美しさがそのまま
    • 抗菌撥水仕様のため、カビやダニが出にくい

といった健康的にも良い特徴があり、い草畳の弱点をほぼ解消しているといっても良いかもしれません。

畳屋が実際に使ってわかった和紙畳の特徴

実際に、私の自宅や、実家、さらに兄弟の家まで使っている畳はすべて和紙畳です。

特に自宅の場合、実はもう20年以上張り替えておりません。

しかし、自宅に遊びに来た友人たちには、「さすが畳屋さん、いつも畳が新しいね」と言われてしまうほどです。

実際に使っていて思うのは、畳のプロから見ても普段の使用感はい草畳とほとんど変わることはありません。

い草に比べて夏はサラッと涼しくべたつかず、冬はほのかな温かみを感じることができます。

さらにい草畳に比べて程よい滑りにくさとクッション性があるので、万一転んでしまっても衝撃が少なく済むように思います。

実際に長く使っていても、劣化を感じたり、古くなったな…と思うことが少なく、数十年後には畳専門店の仕事がなくなってしまうのでは?というくらいの質の高さがあります。

このように良いことばかりの和紙畳ですが、難点は標準的ない草畳に比べてお値段が1.5倍程度高いこと。

より長く丈夫で美しさも保てる畳をご希望のお客様には第一におすすめしている畳です。

ご興味のある方はぜひ一度当店にお見積り依頼をいただければと思います。

 

伊藤畳商店は、創業以来60年以上の実績で、主要官公庁の検査基準もクリアした高い品質の畳をリーズナブルにお届けいたします。

お問い合わせフォームやお電話、LINEなどでお問い合わせいただければ、見本などをお持ちして現地にお伺いさせていただきます。(zoomなどでのオンライン見積もりも承っております)

名古屋市内はもちろん、愛知県、岐阜県、三重県の東海3県で最短即日から畳の張替えを承っておりますので、ご興味のある方はぜひ一度ご検討ください。

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